2022GW京都⑦~鴨川をどり[後編]

2022GW京都⑦~鴨川をどり[後編]

京都の5月の風物詩
”鴨川をどり”を初めて観ました。

前回の続きです。

開場時間になり入場しました。
女性スタッフさんのチケットもぎりを通過、
検温と手指消毒を済ませて
奥に進むことができました。

もうこの流れはどこに行っても
withコロナのお約束です。

座席

今回のチケット申し込みはネットでした。
BASEのサイトに繋がりました。

当日券の販売もあります。
入口の右側が窓口になっています。

当日券売り場

座席は一律5500円。
そして指定することができない
システムだったので
実は少々不安を感じていました。

歌舞伎でもご贔屓さんや会員が優先で
当然、人気の座席から埋まっていきます。
歌舞伎のチケット申し込みは
販売開始時刻と同時に
パソコン画面とにらめっこ。
刻々と予約が入り色の変わる座席表を見ながら
いつも緊張感とじんわり脇汗なのですが・・・

今回は選びようもないので
もうこれは運を天に任せて
楽しみにしよう!と思うことにしました。
あれこれ考えてもしょうがない!
このスリルも込みで旅なのです。

そして実際の座席からの眺めはこちら。

開演前の座席から

上手側の一段高くなった場所でした。
座席が舞台の方に斜めに向いています。
いちばん中央寄りだったので
前の人の頭で見づらい・・・
ということは全くなく視界は良好♪

正面ではないけれど・・・

これが吉と出るか凶と出るか???

この場所いいかも!

開演中は撮影できないので
開演前と終演後の写真です。

開演前の会場内の様子

開演前。
青いお着物の方は舞妓さんです。
お客様とご一緒に観覧。
他の花街の舞妓さんでしょうか。

会場自体はそんなに広くはなく
1階席は10列ちょっと。
2階席にはお客さんが
入っているかどうかは
ここからは見えませんでした。

座席表によると最大542席でした。

先斗町歌舞練場 座席表 (music-mdata.com)

舞台の下手側、ここから真向かいの
提灯の下の場所では
太鼓や笛、唄などの演奏が
されていました。
幕が開くと黒紋付の女性が
ずらっと現れます。
ここの前は花道のような
通路になっています。
芸舞妓さんが通って舞台に出ることもあり
様子が良く見える場所でした。

実はこの席はわりと舞台に
近いと言えるかもしれないです。
芸舞妓さんたちは御存じの通り
しっかりお化粧をしていますが
おひとりずつお顔たちの違いが
はっきりと確認できるくらいの
距離感です。
表情も分かりました。

演目と公演

演目は
『先斗町四季絵姿』
ぽんとちょうしきのえすがた。

公演プログラムより

貫禄を感じさせる芸妓さんの演技。
かと思えばしなやかな
女性らしさが漂う舞。
その表情からさまざまな想像が
掻き立てられます。

舞妓さんはかわいらしいお衣装と
あどけなさが残る中
普段の鍛錬の厳しさが
垣間見えるようでした。

揃った身のこなしや間隔。
タイミングよくつながる動き。
どれもが一朝一夕で身につくものではなく
日ごろの積み重ねから
培われてきたもの。
注目を集め拍手や喝采を浴びるには
見えないところでの鍛錬と
それを継続する心の強さが
必要不可欠。
華やかな中に伝統芸能を
学び伝えていく者の
努力と覚悟を目の当たりにしました。

実は本番中にこんなことがありました。
演舞真っ最中のある舞妓さんと
ばっちり視線が合ったのです。

舞妓さんが舞台上で
斜めに身体を上手の方に向けた時に
お顔が斜め上方向になりました。
その視線の先がちょうど私だった
というところでしょうか。
舞台上で慌てて視線をキョロキョロさせたら
それこそ悪目立ちしていまいます。
そのあたりはさすがプロでした。
私もしばらく視線をキープ。
しばしその舞妓さんを応援する気持ちで
ずっと視線を合わせたままでいました。

きっと親子くらいの年齢の
お若いお嬢さんなんだろうなぁと
見守るような気持ちになりました。


こういうことがあると
応援したくなりますね。
ついついプログラムで
確認してしまいました。

『舞妓さんちのまかないさん』の
すーちゃんみたい。
心の中で「がんばって!」と
つぶやいたのでした。

やはり生の舞台は良いです。

1時間弱の公演でした。

ロビー

ロビーではプログラムの販売がありました。
1冊1000円です。
演目の解説と出演された芸舞妓さんの
お写真が載っています。

歌舞伎の筋書きによく似た構成でした。
記念に購入しました。

天井には紅白の千鳥柄の提灯が
5月の風に吹かれてゆらゆらしていました。

風に紅白のちょうちんが揺れます

このロビーの突き当たりからは
テラスのようなところに出られます。
鴨川がよく見えました。 

雲ひとつない真っ青な五月晴れ

楽しみにしていた鴨川をどり。
普段近くでは見ることのできない世界を
垣間見たように感じました。
良いひと時を過ごすことができ
嬉しかったです。
次回は舞妓さんのお茶席に
是非とも参加してみたいです。

最後に・・・
舞妓さん募集の告知を見つけました。
関心のあるお嬢さん方!
問い合わせをしてみては?

舞妓さん/地方さん募集 | 先斗町・鴨川をどり公式サイト (kamogawa-odori.com)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA