初めて”鴨川をどり”を観ました。
芸妓さん舞妓さんの舞踏を
生で観られる舞台です。
お囃子ももちろん生の演奏です。
女性だけの華やかな舞台。
普段の厳しい鍛錬の賜物。
しばし異空間へ誘われました。
”鴨川をどり”とは
先斗町の歌舞練場に到着しました。
こちらで行われている”鴨川をどり”。
今回の旅行で楽しみにしていたことの
ひとつです。
初夏の京都の風物詩として
明治5年の初演から今年で183回目。
京都の五花街(宮川町・祇園東
上七軒・先斗町・祇園甲部)の中でも
最多の公演回数を誇るものです。
あのチャップリンも
魅了されたのだそう。
昨今の新型コロナウイルス
感染拡大の影響を受け
実に3年ぶりの開催でした。
感慨深いですね。
ご縁あって今回観覧でき
本当にうれしかったです。
先斗町 歌舞練場
とても特徴のある印象的な建物です。
本物の先斗町歌舞練場が見られる!と
遠くからチラチラ見え始めた時点で
早くも興奮が抑えきれず。
タイルが張り巡らされたこの建物は
劇場建築の名手と言われた
木村得三郎により設計されました。
昭和2年の完成当時は
「東洋趣味を加味した現代建築」
と注目を集めたそうです。
凝ったタイルがびっしりの壁
屋根の中央には中国の蘭陵王の
舞楽面を模った鬼瓦が
先斗町の守り神として
据えられています。
建物の意匠を見るだけでも
楽しめます。
チケット引き換え時間まで
チケットはネットで申し込みしていました。
引換証をプリントして持参し
入口左手のチケット引き換え口で
チケットをいただきます。
当日券もあります。
入口の右側が当日券販売の窓口です。
少し早めに到着したので
近くに設置されていた
テント内のベンチに座って
引き換え時間を待ちました。
まわりには一般客とともに関係者の方が
たくさんみえたのだと思います。
着物姿でぴしっと髪を結いあげた方々の
挨拶を交わす姿が
あちこちで見られました。
他の花街の芸舞妓さんでしょうか
お客さんの同伴の方も。
先斗町歌舞練場の前の道は
とても狭いので
早く着きすぎるとちょっと居場所に
困るかもしれないです。
けれどもその分
花街の息づかいが感じられる
とも言えるかもしれないですね。
道が狭いのでいくら引いても
建物はとてもカメラに
納まりきりません。
よく目にする先斗町歌舞練場の写真は
鴨川の対岸から撮影されたものですね。
今回は入口側からの写真ばかりです。
次回、後編に続きます。